ドナルド

ブリキの太鼓のドナルドのレビュー・感想・評価

ブリキの太鼓(1979年製作の映画)
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第32回パルムドール受賞、ニュージャーマンシネマ(初耳)を代表するフォルカー・シュレンドルフ監督。
自らを三歳で成長の止めた主人公が、醜悪な大人たちを独特な視点で観察する映画。どこかと『時計仕掛けのオレンジ』のアレックスに似ている主人公が不気味さ、それ以上に大人の生々しい欲望(性欲、生魚笑)がこれでもかと描かれており刺さるものがある。言うまでもなく主人公の怪演ぶりは見事。
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