白

光に叛く者の白のレビュー・感想・評価

光に叛く者(1931年製作の映画)
4.5
刑務所内の忌まわしい状況が囚人たちにお互いを裏切らないよう要求する掟と相まったせいで、本当は真っ当な人間が如何にして気を狂わせ、殺人さえ厭わなくなるか。

ウォルター所長の顎を持ち上げながら「男の頸を掻き切った罪」を返答する驚くべきユーモアに拍手。

若者の手から凶器が取り上げられ、それがギャロウェイの手に握り直されることに発狂。

中庭にて、憎しみの目で見つめる囚人たちを面と向かって睨み返してみせるヒューストンの、尊大極まりない自信家ぶりや、囚人が盛大に騒ぎ立てる中をゆったりとした足取りでサドな看守を仕留めにいくカーロフの描き方が良い。