ハビエル・バルデムが、四肢麻痺の患者演じる尊厳死をテーマにした作品。
26年間、四肢麻痺で人の世話になる生活を余儀なくされるラモン(ハビエル・バルデム)
自死を願うラモンを中心に、家族、弁護士、友人の複雑な思いが深刻的になり過ぎず描かれている。
フォローしているふらぴこさんから教えて頂いたこの映画。かなり素晴らしい作品だったので感謝してます✨
↓ネタバレ🙇
ラモンから言葉の宝物をもらっているのに、若さゆえに全然気がつかない甥っ子のハビエル、伝わらないと言う表現が効果的なシーンだった。
ラモンの介護をしている義姉マヌエルに弁護士が「貴方は彼の尊厳死をどう思うか」の問に「彼がそう思うのなら…」と自分の意見は言わないのです。
食事、3時間おきの体交、体の清拭、排泄、などなど…義弟に対して並々ならぬ重労働です。解放されたくない訳はない。なのにこのマヌエルの言葉は何よりも重く感じました。
(身を粉にして何年も世話をしているのに勝手に死にたいなんて言わないで)
(これで辛い世話から解放される)
何て思いが絶対あるはずなのに意見せず口を閉ざすマヌエルにじ~んときちゃいました。