あざみ野

海を飛ぶ夢のあざみ野のレビュー・感想・評価

海を飛ぶ夢(2004年製作の映画)
4.4
公開時に観た作品を本日再び鑑賞。

結末はわかっていたのですが、やはり良かったです。
尊厳死をテーマにした映画はこの後何本か観たのですが、こんなに胸がせつなくなるのは登場人物に感情移入してしまうせいなのかも。

首から下が半身不随だけれど魅力的な主人公。家族、支持者、友人らの抱えている葛藤や悩み。

ラモンがベッドから起き上がり、窓をすり抜け、草むらを駆け海へと向かう夢が何度か登場します。心惹かれる女性を海辺で探す時にはゆったりと、絶望にある時には荒々しく。

ラストの「手紙」のシーンが一番切なく、尊厳死(又は生きること)について考えさせられました。
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