しぇい

ワン、ツー、スリー/ラブハント作戦のしぇいのレビュー・感想・評価

3.6
「アパートの鍵貸します」のビリー・ワイルダー監督作。

【あらすじ】
東西ドイツ時代の物語。
主人公は、コカ・コーラの西ドイツ支社長。がめつくて、秘書が愛人の中年男性。

そんな彼のもとに、本社の社長から「旅行中の17歳の娘の面倒を見るように」との指令が。自宅で預かり世話をしていたものの、娘はこっそり東ドイツの男性と婚約していたことが発覚。
共産主義者との結婚は絶対に認められない!ということで、そこから起きるドタバタコメディ。

【感想】
ジェームズ・キャグニーのしゃべりが凄い!声を張りながら早口でまくし立てることで、彼の辣腕ぶりや強引さが表現されていると思います。

映画は資本主義側から描かれているので、主人公が東ドイツの青年に対して行うことが、めちゃくちゃ荒っぽいです。
東ドイツにいられないようにする方法などは、笑っていいのかと躊躇しました😳

新聞記者にスクープされそうになったものの、記者が旧ナチスの将校だとわかり、逆にそれをネタに黙らせるという部分も、この時代だからこそ描けたのかもしれません。

今見ると際どい部分も多いですが、単純にコメディとしては、一人ひとりのキャラクターにクセがあり、ストーリーにスピード感があって面白かったです!
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