Kuma

霧の旗のKumaのネタバレレビュー・内容・結末

霧の旗(1965年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

兄が冤罪で捕まった。なんとか助けるために、熊本から上京、一番凄腕の弁護士に依頼に行くが、「金が払えないから」とにべなく断られる。

兄が亡くなったことで忘れようとするヒロインだったが、弁護士が内々に調査していることを知る。
(弁護士は断った上に死なれたので気分が悪い。どうせ駄目だったの確証がほしいレベルだった)

そのうち、弁護士の愛人が殺人容疑で捕まる。証人は自分だけ。証拠品も握っている。真犯人は兄の件と同じ。
しかし弁護士への復讐を優先し、ヒロインは愛人共々社会から抹殺する道を選ぶ。


アドバンテージを握ってからのヒロインが恐ろしい。ピンポイントで主人公が嫌がることをしてくる。

結局事件解決より、復讐に重点が置かれている。あんなに正義を訴えていたのに、正義よりも感情が勝つ、という点がビックリした。
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