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霧の旗のピッコロのレビュー・感想・評価

霧の旗(1965年製作の映画)
3.8
わたし、ピンクのサウスポー♪

また、長い旅が始まりそうだ。
アマプラにある山田洋次監督作品、マイリストに登録したら全部で30本。
(寅さんは、のぞく。)
ただ、アマゾンさん、すごくケチなので、山田さんの作品、ほとんど有料。
400円×30本=12,000円なり~。
映画代に今日も、お金が宙を舞う・・・。泣💸

80本以上ある山田洋次監督作で、サスペンス映画は本作だけ。
白黒映画なので、時代をすごく感じる。
1965年、今から54年前。
54年前に映画撮って、今も映画撮ってるのが凄すぎ!

殺人事件の犯人にとわれている兄の裁判を担当してもらいたいために九州から東京にきた妹。
東京には、とっても有名な弁護士さんがいるという。
だけど、高額の金額を要求され、話を聞いてくれない・・・。
それから、1年後。兄は獄中死してしまう。
依頼を断った弁護士、東京で知り合った新聞記者、それぞれが事件について調べていくうちに・・・。
果たして、事件の真相はというお話。

基本、事件の真相を暴いていくストーリー。
次々に明らかになっていく事件の真実が答え合わせみたいに解かれていくのが面白い。ただ、この映画の面白いところは、それだけでは終わらないところ。二転三転するストーリーで、人間の業についても描かれている。
因果応報・・・。まわりまわって、自分のところに帰ってくる。

殺人現場や死体が凄くリアルで本物かと思うぐらい嫌な気持ちになる。
白黒なのもあるけど、作りこみが凄かった!

そして、若い時の倍賞さんが可愛い。
笑顔が少ない役なんで、クールビューティ。
時々、笑う姿にキュンってなった。キュンって。
"ハウルの動く城"のソフィーが、実写化されたら、あんな感じなんだろうなぁ~。キュンっ。
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