ゆうちゃん

霧の旗のゆうちゃんのレビュー・感想・評価

霧の旗(1965年製作の映画)
3.7
面白かった。松本清張の作品は読んだことないけど、とても面白かった。

主人公はなぜ兄の冤罪に対する復讐の刃を執拗にあの弁護士へ向けたのだろう。やり場が他になかったのか(けれど主人公が自分で言ってるようにどうやったって兄は戻ってこない)。
弁護士が自分とはなんの関係もない主人公の兄の弁護を断ったにもかかわらず、自分が愛する女の弁護には命を削るほど懸命になったのはいい皮肉だった。
てっきりアパートで主人公は弁護士を殺すと思った。主人公を演じた女優さん、とっても端正で綺麗だった。