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潜水服は蝶の夢を見るのmeiのレビュー・感想・評価

潜水服は蝶の夢を見る(2007年製作の映画)
3.8
食わず嫌いを辞めたら新しい出会いがあった!
題名もパッケージも気になるけど、なんだか難しそうだなと避けていた本作。

結果、観てよかった!最近食わず嫌いを克服しようといろんな映画を観ているのですが、これは初めての体験でいろんな意味で衝撃を受けました。

暖かい光、鋭い光…とても美しかったです。
実話ということもあって内容というよりはカメラワークの斬新さ、演出、演技の評価です。

淡々と話が進んでいくので人によって好き嫌いあるかも。けど観てみる価値アリです!ドキュメンタリー好きな人にオススメ!

--ここからネタバレ注意----
前半は彼の瞳を通して彼の見ているものだけを見るので、戸惑い、苦しみ、もどかしさなど彼が感じているものがそのまま自分にも伝わってきた。今まで観てきたどの実話映画よりも主人公とのは距離が近く感じました。

すごく感動するいい話とかではないけど、
何か今まで見てこなかったものが見えた気がする。

けど内容的にはちょっと納得できない部分もある!私的には会いにこない愛人よりも、自分のために会いに来てくれる元嫁の方を大切にしたい。実話だから何も言えないんだけど、、彼は自由人だったんだね。

ところで女の人達の顔の区別があまりつかなくて時々混乱したのって私だけ?

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潜水服という意味がわかった気がする。
発想と思考はあるのに身体の中に閉じ込められたばかりに不自由で窮屈で孤独感に蝕まれている。彼はそんな自分を潜水服を着て海の深層部に一人沈んでいる様だと思ったのかな。
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