潜水服は蝶の夢を見るの作品情報・感想・評価

「潜水服は蝶の夢を見る」に投稿された感想・評価

Zero

Zeroの感想・評価

3.9
全身麻痺で脳の働きは正常。閉じ込め症候群の人が瞬きだけで書き上げた実話。

主人公視点の映像が多かった分、患者の気持ちがすごいわかったような気がする。

42歳という若さで、しかもお酒もたばこも人並み以下だった主人公に急に襲いかかった病気。
いつ、どのタイミングで自由を奪われるか分からん人生、毎日全力で生きなね

自分がターゲットになるのが明日かもね
yoko45

yoko45の感想・評価

4.0
 彼と一緒に悲しみやもどかしさを感じるような主人公目線の映像に見入ってしまいます。
 体は自由が利かず左目の瞬きだけで意思を伝え続けた本人と、彼の瞬きによりつながっていく文字、言葉を受け止め続けた周りの方々の姿に心を打たれ、自身の気力の足りなさを思い知りました。
 簡単にここが痛い、あそこが痛いなんて言っていられません。胸の中に蝶が自由に舞えるような空間を持ちたいものです。
creamymami

creamymamiの感想・評価

3.5
想像力が人生を豊かにする。

ファッション誌「ELLE」の編集長である主人公が、ある日突然植物状態になって左目しか動かせなくなる話。ただ、このおじさん、全身麻痺でほんとになにも自分で動かせない会話もできない寝たきりの状態なのになぜかめちゃくちゃモテる。どういうことだ。全編左目しか動かせない主人公の視点から描かれる。(だからこちらもものすごく目が乾いてくる。)前記した通り全身麻痺しているため会話ができないので理学療法士の提案した特殊な方法で会話することになる。はじめこそ「死にたい」と言っていたが、すぐに「本を書くから出版社に電話しろ」と言い出し、「会いたくない」と言っていた子供たちに会い、サッカー中継に野次を飛ばす。身体の自由は失っても、好奇心と興味は失わなかったのだ。それは彼にとって「希望」とか「誰かのために」といった外付けの原動力ではない、もっと心の奥底にある「泉」のようなもの。
公開当時お洒落系シネフィルの間でやたら話題になっていた印象がある。日本で人気が高いフランス映画といえばってイメージだけどどうだろう。過度な演出や小難しさがなく、誰の心にも響く作品だと思います。
elie

elieの感想・評価

3.9
"ロックトインシンドローム"
全身麻痺の中にある意識
脳梗塞で倒れた彼は 目覚めたら
自分の身体に閉じ込められていた...

唯一肉体と意思が繋がっているのは
左目のみという状態
この作品はそんな彼の目線で描かれている

映し出される映像は
彼の見ている景色そのもので
それを表現するマチュー様の演技力と格好良さと
もうカメラワークが!!!
際立って素晴らしかった

心の中ではちゃんと笑ったり怒ったり
泣いたりしているのに
感情を瞬時に人に伝えられないのが
どれ程の事なのかも痛い程よく分かる...
でも過酷な状況にありながら
どこかユーモアや美しさ
ちゃっかり下心もあって
彼の人柄も感じられるストーリーだった

さらに左目の他に残されていたのは
想像と記憶という無敵の能力
題名の意味もやっと分かった
邦題も素敵◎
想像力が心を解放し彼は自由になれた🦋

好きなテレビを観る
美味しいご飯を食べられる
会話や電話が出来る
虫を振り払える
お風呂に入れる
大切な人を抱き締められる
今自分が生きていて
自由でいられるこの瞬間を
大切にしなきゃと思う.
niikulion

niikulionの感想・評価

3.7
記憶と想像力による現実の再構成

このレビューはネタバレを含みます

フラッシュバックの映像がかえって鮮明でブツ切りになってたのがよかった
瞬きとかはカラックスのなんかでみてた気がしてたし、そこまですげえとはならない

回復の兆しをチラ見せしておいて、ラストに嫌な予兆や出来事を詰め込んで全然ハッピーエンドじゃないしかなり気持ちが沈んだ
Mai

Maiの感想・評価

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No.29 /4000

「想像力と記憶で僕は”潜水服”から抜け出せる」

実在したフランス版ELLE誌の編集長の話。
42歳の時に脳梗塞で倒れ、左目しか動かせない状態に。(舌も動かないから喋れない)
私も真似してみたんだけど、ものの数秒で発狂しそうになった。

潜水服を着て、水の中を漂うシーンを最初に観た時は絶望した。
その後何回か同じシーンが出てくるんだけど、主人公と同じようにだんだん絶望が和らいでいった。
もし私がロックト・イン・シンドロームになったら、誰かに本を書くのを手伝ってほしい。
Haruki

Harukiの感想・評価

4.1
身体的な不自由を象徴する潜水服、そして希望を捨てず羽ばたこうとする頭の中を象徴する蝶など、メタファーが多用されながら展開する静謐で情熱的なドラマ。

身体が動かせないのに、記憶や想像力によってここまで深く自分の人生を思えることに胸を打たれる。

ジャン=ドーの目線で撮られたり、広大な風景が映されながらジャン=ドーの言葉が紡がれていったりする演出は見事。
じう

じうの感想・評価

3.5
気づいたら病室、頭から足の指先まで麻痺していて動けない。動かせるのは瞼だけ。 

「閉じ込め症候群です」
ロックトイン・シンドローム  

「麻痺していないものが二つだけある。想像力と記憶だ」  

言葉を伝える方法が途方もない。アルファベットを一文字ずつ読み上げていき瞬きをして選択してもらう。ジョニーは戦場へいったでも、同じことを思ったな。

静かな映画だった('_')ジャンドゥーも言語療法士も根気がありすぎる。瞬きだけで本を出版。
撮り方が斬新。
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