北野武監督作品第13作であり、芸術3部作の第2作。
まるで北野武本人を描くドキュメンタリーのようなフィクション、そしてコメディ作品なのだが、前半の本気度がある意味凄い。
自身の監督業の方向性、次作のテーマ等を伊武雅刀の毒舌たっぷりのナレーションで描いていく様が本当に面白い。
ただ抜け目ないのが、その次作の映画「しっかりと作り込んで観せてくれるところ。
後半は北野武監督?ビートたけし監督?と思ってしまうくらい「みんな〜やってるか!」のような展開が満載。
錯綜した監督の行き着く先とは…非常に深みもあって、面白さとあって、そして万人受けはしない作品だった。
ただフェリーニの「8 1/2」を鑑賞していると入りやすいと思う。
あと個人的には蝶天タッグとCTUげ観れたのが嬉しかった。
やっぱり蝶野のケンカキックは最高!