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バリ島珍道中のmのレビュー・感想・評価

バリ島珍道中(1952年製作の映画)
1.0
女の子とお金大好きコンビのビング・クロスビーとボブ・ホープが、バリ島で美女と宝をめぐって奮闘するコメディ映画。歌ったり(ビング・クロスビーだから当たり前か)踊ったりもしつつ、ドタバタするというドタバタ・ギャグ・コメディで、第6弾とあるところを見るとこのコンビの人気シリーズらしい。

しかしどこが面白いのか全く分からなかった。ドタバタ・コメディ、ちょっと苦手だし。

私はこのビング・クロスビーというお方の魅力がまったく分からない。目の色素が薄いから、なにやらぼやっとした、印象に残らないお顔立ちに見える。つまらない。

そしてコメディの割に全然笑えないし、中盤くらいになるといきなり「映画と関係ないじゃないか」とかメタ発言を連発し始めるのも意味不明。

カメオ出演でたくさんのスターが出てくるのだが、ハンフリー・ボガートが水の中でボートを引っ張って登場してオスカー像を落としていって、ボブ・ホープがそれを拾ってスピーチしたり・・・なんのこっちゃ。

他にもディーン・マーチン&ジェリー・ルイスの底抜けコンビ、『紳士は金髪がお好き』の姉御肌ジェーン・ラッセルが出ていた。他にもいたかもしれないけど、あとは分からなかった。

なんだか「内輪受けネタ」で盛り上がるグループの中にひとりぽつんと混じってしまったかのような居心地の悪さを感じた、そんな微妙な映画だった。
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