Ryu

小さな恋のメロディのRyuのレビュー・感想・評価

小さな恋のメロディ(1971年製作の映画)
3.6
11歳の少年少女のピュアっピュアな恋。
ちょっとマセてる気もしますが、無垢で純粋な子供だからこその甘酸っぱさがありました。リンゴを交互に頬張る時、雨宿りする時、ズル休みして遊園地や海に行った時も、二人で過ごしているとなんだか世界が明るく見えました。トムとの友情もイイな〜。一緒にバカやってワイワイ騒いで、楽しそう〜。でも、友達が離れていくのはやっぱり寂しいものがありますね。だからこそちょっとからかったりしちゃうし、喧嘩もしちゃう。そんなところにも子供ならではのピュアさを感じました。最後は友達の幸せのために一肌脱ぐ。ダニエルよ、イイ友達を持ったな〜。先生や親も決して悪い人ではないけど、子供の前ではどこかくすんだ感じがしました。やっぱり大人になったら手に入れたものも多いけど、気づかない内に失ったものってありますね。こうして大人たちを子供目線で描いてくれることにより、大人となった今の自分を見直したりもできました。二人でトロッコでどこまでも進んでいく姿には幼いながらに力強さを感じました。そしてなんといっても、ビージーズの音楽が素晴らしい!この爽やかでキラキラした雰囲気にピッタリですね。ピュアな恋や友情に心が洗われる作品でした。
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