ve

小さな恋のメロディのveのレビュー・感想・評価

小さな恋のメロディ(1971年製作の映画)
3.4
魅力はたくさん。子役はみんな可愛いし、音楽の映像との重なりも良い。子供と大人の極端なまでの対比もこのストーリーには適切なのでしょう。

ただ今の段階ではこれを、文句無し!とは言えません。ノスタルジーそのものにそこまで素晴らしさを感じないから。確かに学校の騒がしさやその年齢ならではの男女の関係とかは、自分の過去とも重なってグッとくる。けれど、もっと創造性溢れる映画が観たいなぁと思う。「子供よ、永遠であれ!」というこのラストはとてもロマンティックですが、子供という存在を美化しただけのように思えてしまう。あと、主人公が友人を見捨て思いを寄せる子と走り去るシーンが好きじゃないです。

時代を切り取る英国の街や人々を映すシーンは素晴らしいです。理想化された子供が世の中を楽しむのと同様に、一般の大人達が笑顔でいることも面白いし。映像を記録として残すことはとても重要だ。けれど過去に浸るだけでは限界があるし、その先を感じるイマジネーションが観たい。今はそう思います。