秋月

黒い牡牛の秋月のレビュー・感想・評価

黒い牡牛(1956年製作の映画)
4.8
アカ狩りにあっていたダルトン・トランボが脚本の映画


トランボは当時、反米ということで尋問に合い、踏み絵を踏まされそうになり刑務所にぶちこまれる等の理由から自由に映画を造れなかった。そのため、偽名を用いてこの映画を造ったそうです。


こういった背景を知りながら観ると、ここに出てくる牡牛はトランボ自身のようだ。

ボロボロになっても何度でも立ち上がる闘争心には涙が出る。



私はボロボロにされ膝をつきその場から逃げ出したことがある。
そして今、違う分野で闘争しているところだ。
同じ分野、同じ場所でボロボロになりながらも立ち上がることは出来なかった。
しかし、違う分野といっても私の小さな世界の話。
自分自身が尊厳を取り戻すことに関しては同じ分野で同じ場所なのかもしれない。


映画を観てモチベーションが上がる。レビューを書いて自分の決意を確認する。皆さんのイイネが背中を押してくれる。フィルマークスって素晴らしい
秋月

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