メッシ

「粘土のお面」より かあちゃんのメッシのレビュー・感想・評価

4.0
戦後間もない下町長屋のブリキ職人一家の貧しい日々。

シャレにならない貧しさも極寒を感じるボロ長屋も、望月優子と伊藤雄之助の夫婦家族がおりなす明るさで吹き飛ばしてしまう爽快感。

この二人の罵倒しあいながらも会話の最後にはニッコリ笑い合うスタンスが素敵。
この姿勢が大事だとよくわかった。

どんなに貧しくてもニッコリ最後は笑うから子供にも伝播して子もニッコリ笑う。

キツめに当たっていた大家も最後には憎みきれず許してしまう。

それぐらい夫婦役の二人の呼吸がすごかった。本物の夫婦かよ⁈と。

意表をつく楽曲センスも抜群で、蛍の光、仰げば尊しがナイスタイミングでかかる。
一番のナイスソングはラ・マルセイエーズ‼︎

プチサプライズのラストと共に歌うラ・マルセイエーズ。歌詞と画の内容はともかく、お二人仲がよろしいな〜
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