チッコーネ

Gメンのチッコーネのレビュー・感想・評価

Gメン(1935年製作の映画)
3.5
ギャングものだが、本作でのキャグニーはひとクセあるFBI。まだ若く、休む間もなく動き回る姿には、アイドル的な魅力も漂う。
80分強の短い映画だが、前半で登場したキャラを、後半で無駄なく役立てるしたたかな脚本。オープニングも凝っている。また当時の「仕事ぶりが頼りない警察権力」を垣間見れるのは、興味深い。
大恩ある育ての親とキャグニーが、狭いコンパートメント内で束の間の密会を楽しむ場面は、ややブロマンス風であった。