ショウコ

デビルスピークのショウコのレビュー・感想・評価

デビルスピーク(1981年製作の映画)
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中世でしょうか。分かりやすく黒いフードマントを着た悪魔崇拝者がサタンに祈りを捧げ生贄のオッパイ女子を斬首するOP。スパァーンと綺麗に泣き別れててビックリしましたよ。だって頭がちょっと動いてたんだもん直前でカット入ると思うじゃん😨良く出来てたなぁ…

からの切断された頭部に見立てたサッカーボールが飛んでいくマッチカットで気持ち良く混乱⚽️
メインの舞台は現代(と言っても40年前)でした。ヒエラルキー底辺の高校生男子が悪魔の力を手に入れイジメっこに復讐する話。冒頭の黒マント氏は学校の創設者であり、ダメ男くんは地下に隠されていた悪魔ブックを見つけてしまうわけです

「学校のコンピュータを通して創設者の魂がコンタクトしてくる」ってところがめっちゃ面白い。昔の言葉で書かれてて読めない悪魔ブックもキーボードで打ち込めば翻訳してくれるし、召喚に必要な生贄の材料を揃えれば「○○が足りません。データ不足ピピッ」とエラー表示される。そしてダメ男がピンチになると勝手に起動→画面に五芒星のグラフィックが出現し謎のパワーで邪魔者を排除する…どんだけ万能なんでしょう!🖥



映画の大半はイジメ描写。ぶち切れたダメ男はついに召喚を成功させるんですがこっから結構スゴくて。セクシー秘書の無駄なおっぱい出てくるし今も昔もやってる事ぁ変わんないんだなぁ〜とニヤニヤしてた私も真顔になりました

教会は火の海となりキリスト像は血を流し、加勢に駆けつけた飼育小屋のブタさん達はイジメっ子の肉をむしり喰らう。悪魔に憑依されたダメ男くんの手には剣、目をカッと見開き頭は怒髪天状態、ゆっくり空中浮遊して首をハねてゆく姿は神々しくもあります😇
オペラのコーラスみたいなBGMも本気っぽくて…(あれ。ヤベこれジョークじゃなさそう)という変な恐さがありました。信心深い人が観たらバチ当たり感に震えあがるかも知れません

血の色が良く、ダミーを使ったグロはしっかりしてて今でも普通に通用します。根底に馬鹿っぽい香りはするんですが真面目に作り込まれた見応えある作品です💮
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