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二重被爆のmhのレビュー・感想・評価

二重被爆(2006年製作の映画)
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撮影当時は後期高齢者になっている二重被爆者のみなさんへのインタビュードキュメンタリー。
誠実でオーソドックスな構成で、内容も盛りだくさん。
なかでも諸外国の現代人に、映像を見せて感想をいってもらうくだりが良かった。「ヒロシマはまだしも、ナガサキにまで落とす必要はなかった」「こんなことは二度とあってはならない」そんな感想のなかにあって、「公平だったと思います」とは、中国の大学生。「日本はアジアの特に中国に対してひどいことをしたのですから」
こういうのを見ると、教育ってなんだろうと思わざるを得ない。
加藤登紀子がナレーションやってたり、ちょっと左から撮ってるようなので、まあそのあたりは押して知るべしといったところか。
いまでいうオスプレイや沖縄基地問題が、当時は反核平和運動だったことも加味しないとならないのかもね。
活動家のみなさんが、手ごたえあるトピック、反応のあるワードで一点突破しようとしてるのは、いつの時代も一緒。
話を戻すと、終盤に披露される短歌が強烈でした。
面白かった。
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