インドシナの作品情報・感想・評価

「インドシナ」に投稿された感想・評価

hagy

hagyの感想・評価

3.0
ゴム園の領主であるフランス人の女と、ベトナム人の養女、海兵として駐在していたフランス人男のお話

もはや植民地と化したベトナムの文化や人々、彼らの暮らしには触れません、フランス目線のベトナム、というわけでもありません、、

ただフランスから遠く離れた異国の地、これはロマン満載、悲劇的展開のラブストーリーにはもってこいというわけでした
Ridenori

Ridenoriの感想・評価

4.8
1930年。当時フランスの植民地であったインドシナを舞台にしたドラマ。(現ベトナム)
主人公はフランス人でありながら自分の祖国を見たことが無いゴム園の女性地主デュブリー。それを往年の大女優カトリーヌ・ドヌーヴが熱演している。
マジであの歳にしてあの美しさにはビビる。
物語はそんな彼女の大親友が残した娘、カトリーヌを養子として引き取る所から始まる。支配者、母、女として生きる彼女の前にジャン・バチストという海軍大尉が現れる。(これがまたイケメン)この彼に彼女だけでなく、娘の運命までもが翻弄されていく…
2時間半強ある大作なのに、一向に飽きることなく観れた。
戦争、政治、奴隷、愛。色んなテーマが詰まっていてそれらが上手く絡み合っている。
hk

hkの感想・評価

3.5
植民地が舞台なのに、白人のおばちゃんと白人の海兵のラブロマンスかよ〜、何でこれでアカデミー賞取れたんだ〜
って思ってたら、あれよあれよと話が展開していって思いも寄らぬ結末に...
わたくし自身の中で評価とは異質の(あちら側)と(こちら側)の分断をかなり明確にさせてくれた92年公開のフランス映画の一本。30年近い年月が経過した今でもさしてその境界性に揺るぎはありません。
レジス・ヴァルニエ「インドシナ」

26年前の92年は当然、私は20代の若造でした。
若気の至りゆえ今よりも糾弾意識は旺盛で特にこの年公開のフランス映画は自身の境界線を明確にしてくれた印象深い年でした。
未だに曖昧さが拭えぬジャック・リヴェット「美しき諍い女」は別としても、こちら側に位置したフランス映画がカラックスの「ポンヌフの恋人」やキェシロフスキの「ふたりのベロニカ」、あるいは初公開ジャック・ベッケル「穴」などであるなら、あちら側にはさしずめルイ・マル「ダメージ」パトリス・ルコント「タンゴ」ジャン・ジャック・ベネックス「ベティ・ブルー/激情の日」ジャン・ジャック・アノーの「愛人/ラマン」そして本作「インドシナ」あたりが位置します。
もちろん映画なんてすべからく肯定的であっても良いし、排除とか選別などの身振りからはなるべく距離を置きたいと思っておりますが
趣味だの審美眼の違いなどに還元できない、評価とは異質の憤りが気恥ずかしく存在します。

それはこうした作品が当時の時代錯誤な観客や批評家たちから受け入れられ、ふとした間違いで知名度高い映画賞などを受賞したりして
適当な演技指導と画面設計さえ手に入れば自分たちの思い通りに観客も心動かすだろうと、高を括る始末に負えない作り手連中を増長させる点。

本作がアカデミー外国映画賞など受賞していなければ、それから十年ほど後の、どう観てもおぞましいとしかいいようがないドゥニ・ランカンの「みなさん、さようなら」がアカデミー外国映画賞とセザール賞のダブル受賞という恥さらしな光景は回避できたのかもしれないのですから。
Momoka

Momokaの感想・評価

4.0
急に恋に落ちててワロタ
Ugachanman

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3.9
フランス領インドシナの頃のお話。と言っても、そんな時代と植民地の名前があったことも知らずに、無知だなと痛感。まあそれは置いといて、この映画は色々とえーっ?て思うようなところもあるけど、展開が早くかつダイナミックで、2時間半の映画だけどあっという間に退屈せず観れた。ただ、この映画の舞台がインドシナという国である必要はあまり感じなかった。それよりもこの映画自体の物語で勝負という印象だった。でも面白かったです。
本作が公開された時、是非映画館まで足を運びたかったのですが、忙しくて断念したことを覚えてます。この度はDVDを購入出来たので、鑑賞するに至りました。
1930年代のベトナムが舞台になっており、当時はベトナムはフランスの統治下にありました。ベトナムには行ったこともありますが、街を歩くとフランス風の建物や施設があちこちにあります。その時代に興味もありましたし、統治時代の実情も是非知りたいと思ってました。
戦前はヨーロッパの列強国がアジア諸国を植民地化して、富を謳歌してたと聞きます。カトリーヌ・ドヌーブ演じる主人公エリアンヌも、祖国から離れてベトナムでゴム園を営む裕福な家庭で生まれ育ちました。やがて父の後を継ぎ、美しく強い経営者として多忙な日々を送ります。その影響からか婚期を逃し独身を貫いてるのでした。ただエリアンヌには現地人の孤児であったカミーユという名の養子がおりまして、小さな頃から育ててました。カミーユはエリアンヌのように強く美しく成長していきました。
そしてストーリーは動いていきます。エリアンヌにはジャン=バティストという恋人がいました。このハンサムなフランス海軍士官とカミーユが恋仲になり、駆け落ちをしたのです。その落ちて行った僻地で、ジャンとカミーユは過酷な現実を目の当たりにします。ある奴隷市場でフランス士官が現地人を殺してしまう場面にあいました。怒ったカミーユはフランス士官を射殺してジャン=バティストと共に逃亡を続けるのでした。その途中ではカミーユは子供を出産しました。親子3人の幸せな未来が待ってるかと思いきや、3人はフランス軍に逮捕されて、ジャンはフランス軍に暗殺されてしまいます。
数年後カミーユがフランス軍から釈放されます。しかしエリアンヌと共に暮らすことを拒んで、独立運動に参加することを決めたのでした。エリアンヌとカミーユの間に、フランス人とベトナム人の壁が作られた瞬間です。
そしてエリアンヌは、ゴム園を手放しフランスに移住しましま。ベトナムに別れを告げたのでした。
また数年が経ち、ベトナム独立のためのジュネーブ協定が結ばれた会場で、エリアンヌは独立運動の代表の一員になったカミーユに会いに行きます。エリアンヌが引き取ったカミーユの子供を連れて…。
カミーユとカミーユの子供は再会できるのか?ラストの言葉は心に残りました。
ストーリーを長々と書きましたが、本作にそれだけ無駄なシーンが少なかったからです。それなしでラストが良いと、私は言えないと思ったからです。
この3時間の大河ドラマ、植民地政策による、支配する側と支配される側の関係の難しさが伝わります。その中でベトナムのハロン湾などの美しい風景が作品に気品を与えてます。そして登場する女性の美もあり、フランス映画の洗練された美意識には感嘆します。大作の名にふさわしい映画だったと思います。
ちろる

ちろるの感想・評価

4.2
159分の長編なので、なかなか手を付けられなかったけど、こういう大河的なストーリーは個人的に好みジャンルなのでもっと早く観ておけばよかったと後悔中。
フランス人の美しいゴム園の女主人である中年女性とその養女でベトナム王家の血を引く少女という2人の女性と、その母娘を愛したフランス海兵の男が、時代に翻弄されながら波乱万丈すぎる人生を歩む。
うっとりとする絵画のようなベトナムの自然の映像とともに流れグイグイと引き込まれてしまう。

私は「愛人 ラマン」や「天と地」「青いパパイヤの香り」も大好きで、潜在的にベトナムびいきなのかもしれないけれど、
ベトナムの大自然やベトナムの王宮、そして植民地時代のフランスとアジア文化の融合した街並みやインテリアなど、全てのシーンが見所なほど映像が綺麗なので是非それら皆に堪能してほしい。

カトリーヌ ドヌーヴ演じるエリアーヌは、恋に溺れることすらできない実利的なかわいげのない女にも映るが、この作品全体に覆い被さるのはただ、ひたすら愛する養女を幸せにしたいと願う無償の母心で、それを強く願えば願うほどに全く予想だにしない方向に運命が動いて2人を引き離して行く過程が辛い。

背景にあるフランスによるベトナム植民地事情というものが、大きく親子の運命を変えて、愛し合う母娘を引き離してしまうけれど、娘の将来のためゴム園を守ってきた主人公が決して味わうことのない熱情のロマンスを愛する娘が合わせ鏡のように身を焦がすように引き受けて行くのをみて、やはりこの2人は血が繋がっていないけれど一卵性親子なのだと思った。

因みにガイといい、ジャンといい、この作品の男たちはどうもダメな部分ばかりが目をついてしまっていることが残念に映る。
逃避行中の川での乳飲み子への洗礼や、旅すがら母乳を探す下りはとても聖書的で崇高なエピソードなはずなのに、なぜか最後までジャンを心底好きにはなれないままでいる。

この演出が意図的なのか私の勝手な感覚なのかは分からないけれど、カトリーヌ ドヌーブの圧倒的な美貌と、ベトナム人少女役のリン ダン ファンの儚げな色気がこの作品の全てを彩っているのは確かで、どちらかというと女性賛美寄りの印象を受けた作品でもあります。
てぃだ

てぃだの感想・評価

3.3
 「そういえばまだ見てなかったなこれ」案件第13弾。ドヌーヴよりも養娘の方が結構波乱万丈な人生というか運命を送っている気がする。奴隷にされかけたりするし。基本的にド直球メロドラマなんだけどベトナム戦争以前のベトナムのあーだこーだの雰囲気を感じる分にはまぁ結構楽しい(3時間もあるけどね)。しかし大味とはいえオスカーを獲ってるのにTSUTAYAでしか見れないのは何だか勿体ないなぁ
千明

千明の感想・評価

2.0
ベトナムのハロン湾
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