卵

長江哀歌(ちょうこうエレジー)の卵のレビュー・感想・評価

4.0
こんな面白い映画あんまりないと思う

ガキの歌で同じような状況の別人を繋げる演出おしゃれでいいね

今までに見た映画の印象的なカットをいっぱい思い出した。ディアハンター、パリのランデブー、エンパイアオブライト、東京物語、、、

メガポリさん(Twitterで鬱病クネクネしてる人)の投稿する写真結構好きなんだけどこの映画、彼の写真とおんなじ匂いがして良かった

他のユーザーの感想・評価

一緒に見た中国出身の友達が「え、これ面白いですか?」ってずっと言ってて面白かった。
映画は普通に面白かった。
mmkooo

mmkoooの感想・評価

3.5
言わんとしてることはなんとなく掴めてると思うけど、ハマんなかった

中国人の逞しさをひしひしと感じた
mam

mamの感想・評価

3.2

このレビューはネタバレを含みます

長江の三峡ダム建設により、沈んでしまった街やこれから沈みゆく街となる古都・奉節を背景に、山西省から妻と子供を探しにきた男と、音信不通な夫と離婚するためにやって来た女の、それぞれのストーリー。

美しい景勝地と、破壊されゆく廃墟とのコントラスト。まだほんの20年前なのに戦後の日本のような貧しさの街並みにノスタルジーを感じる。

2023-197
n

nの感想・評価

-
ロケーションでもういい映画になる運命な映画である。

そして廃墟映画の極地でもある(ま、わざわざ廃墟に行って会話させてるとこもあって、そこはあざとさを感じたりもするんだが。ま、いいのだ)。

本来、汚ねえオッサンたちのはずなのだが、美しく見えてくるから面白いもんである。
何これ…!!好き…!!

この懐かしさはどこから来るんだろう。中国の田舎行ったことないのに謎のノスタルジー。ずっと見ていたい映画の中に入りたいそんな久しぶりの大ヒット作。
賈 樟柯(ジャ・ジャンクー)監督作品で、原題は「三峡好人」。
「好人」って、人に優しくしてあげて良心がいい人を意味する。ここでは、なんとなく「良い人だが良い結果に報われない」という悲しい哀愁を感じた。

三峡ダムの建設により危機に陥いた地方を舞台に、長年に亘って音信不通の伴侶を探しに来た一人の男と女、それぞれの出来事を語るストーリーだ。

家族関係を大事にする中国伝統な美徳は、社会の変化と共に変化しつつある。生活の変化のために離別や不倫など、少なくない。一生ずっと一緒に生きるという考え方は薄れてきた。

政府の一つの大きな政策のために、大勢な人達が生活の急変を迎えた。家族と離散になった人から苦しくなった人、命を落とした人までいる。もちろん、制度に乗って大きいな権力と利益を獲得した人もいる。

巨大な潮流に追い付かない人もいるが、多くの人たちは生き残るために、良い生活のために、家族団欒を迎えるために、まだまだ一生懸命頑張っている。

同じ場所と時間で、関係のない二人の物語を並行して語って、重ねたり対照的に見せたりする叙述構成が見所。
眠すぎて起きていられないくらい単調で4時間くらいに感じてしまった2時間弱。、
知らんおっさんの人探しに付き合わされる映画。
ドキュメンタリー風だから単調でもいいとして、まじでUFOは何だったん?
ryo

ryoの感想・評価

-
現在の限定された時空間ではなく、今を超えた曖昧な時空間を映し出している感じ。

過去にあったもの、失われたもの、失われゆくもの、映像には物理的に映らないそんな曖昧な何かが常に漂う。

廃墟となっている建物たちは全て綺麗にダムに飲み込まれ、そして後からみたら過去が分からないような綺麗に整えられた街が作られていくのだろう。
ただし、この失われゆく世界を、ファクトを伝えるドキュメンタリーとしてでなく、時空間を超えるマジカルな映画として映像化したことで、観る側は過去も今も未来も感じることができる。
J

Jの感想・評価

4.5
話ようわからんのになんでこんなに浸ってられるのか。
全体を通して詰め気味な画とじっとり動くパンがいい!
ほんで上裸のうどん軍団最高!
深夜にテレビでやってて観た。
マジックな場面が違和感なく入ってきたのが、現代中国がマジックだからなのかな。
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