ジャジャンクー監督作品。
監督の作品は本作が初鑑賞。
なんともヘンテコな作品だが、面白かった。ただコンディションの問題で後半ややうとうとしてしまったのが残念。
大胆で荘厳な画作りで、ドラマティックな展開がなくとも、楽しめる。
映像表現の限界とも言えるほど、高度な長回しや演出が多用されていた。しかし、タルコフスキーのような、わかるやつだけ分かれ、というスタンスとは違って、わりと芸術映画としての敷居は低い。ワンカットワンカットが早いし、映像の凄さも分かりやすい。
社会主義批判や、男女の心情の奥底まではよく理解できなかったが、単純に映像の迫力と凄みに圧倒された。
ロケット、UFOのシーンもよくわからないが、好きと言えば好きなシーンだ。
ジャジャンクー監督の他の作品も追っていきたい。