ごっちん

バトル・ロワイアルのごっちんのレビュー・感想・評価

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)
5.0
KINJI FUKASAKU FILMS 60/60

クラスメイト同士で最後の一人になるまで殺しあうという、非常にシンプルな物語。

アクション映画としての殺戮シーンや銃撃戦はさすがは深作欣二といった所。モブも含め40人以上のキャラクターが出てくる為、飽きることなく物語が展開し、群像劇としてもそれなりに楽しめる。

また、キャラクター達がそれぞれに見せる道徳的な葛藤の描写と、ビートたけし演じるサイコパス風の教師の表裏など、巧みな心理描写を表現しており、暴力だけでは無い、立体的な映画となっている。

何年かに一度は衝動的に観たくなってしまう映画。

深作欣二監督の実質的な遺作。
慎んでご冥福をお祈りいたします。
ごっちん

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