たけしと山本太郎が全部持ってく。
ぜひ『れいわ一揆』と二本立てで。
正直、脚本や演出はずさんなところが目立つなぁーと思う。もっと面白くできるだろ!というポテンシャルを感じるからこそもどかしい。
小学生の頃とかに観てたらトラウマになりそうだけど、大人になって初めて観てもそんなにインパクトはなかった。ゴア描写がヌルい。それこそS・クレイグ・ザラーくらいやって欲しいところ。
山本太郎の役がズルい。子供側の実質的な主人公。たけしは大人側の主人公。でも元祖・藤原竜也映画でもある。
ウジウジうるせえヤツらの中で柴咲コウの役が潔くてスカッとする。安藤政信の役はもっと怪物感あっても良かったのにと思ったり。魅力的なキャラクターは多いのにイマイチ活きてないのも勿体ない。
バトロワが始まる前に生徒同士の関係性とかをさらっと描いておいたらもっと物語に入り込めたと思う。描かれたのはむしろたけしの背景だったけど。
死ぬと、辞世の句のように言葉がリフレインして文字として画面に出てくる演出が面白い。最期を看取った人の頭の中に残った、死んだ人の印象的な言葉という風にも思える。
主題歌がDragon Ashなのも時代を感じて良い。
【一番好きなシーン】
最後、たけしがもう一回起き上がるところ。