ピナコ

メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬のピナコのレビュー・感想・評価

3.8
"あるメキシコ人が3度埋葬される"
そんな題名に興味持ち…
バリー・ペッパーのファンからの選作品。
あの『クロール』のおとっつぁん役の方ですw

メキシコとの国境で牧場をやっていたピート(トミー・リー・ジョーンズ)
ある日ふらっと現れたメキシコ人を雇い親しくなっていく
彼は不法就労者。
メキシコ人はもし死ぬことがあったら家族のいる美しい故郷に埋めて欲しいと願った。

またある日、間違いにより国境警備員のマイク(バリー・ペッパー)はメキシコ人を撃ち殺してしまった。
人目がないことでそのまま埋めてしまった。

ピートはマイクを探しだし拉致しメキシコ人との約束を果たすため死体を持ってメキシコを目指す。

メキシコで訪ねても誰もその土地を知らないという。
探しても見つからない場所。
本当はあのメキシコ人は一体誰なのか?

途中で水や食事を貰った一人住まいの老人に"生きるのが辛いから殺して欲しい"と頼まれる、それはこの映画の内容が凝縮された場面だと感じた。
ピートもまた一人なのだ。

憎んで連れて来たマイクとのなんとも言えない関係性が生まれてくる
渋い映画です。

トミー・リー・ジョーンズ
初監督作品
カンヌ映画祭で男優賞と脚本賞を獲った作品。
製作総指揮にリュック・ベッソン

あの死体はホラーですwww
ピナコ

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