Godfather

オズの魔法使のGodfatherのレビュー・感想・評価

オズの魔法使(1939年製作の映画)
4.3
映画を先にみてその後で原作読んだけど、映画の方が面白い。
原作はオズの正体がわかって南の魔女グリンダに会いに行くまでがけっこう長いんだけど、映画版は最初に出合う北の魔女がグリンダという設定になってて、テンポよくさくさく進んでく。

オズの国が夢だったという設定もいいし、同じ俳優さんたちがカンザスとオズの国の両方に出てるのもいい。なにより、カンザスのパート(現実)が白黒でオズの国(夢)がカラーってのがいい。

黄色いレンガの道とか、エメラルドの都とか、カラーフィルムが珍しかった時代の観客は度肝を抜かれたろう。「風と共に去りぬ」も同じ年だけど、アメリカは戦前からこんな凄い映画を作ってたのだ。

ジュディ・ガーランドの歌う「虹の彼方に」以外にも、このミュージカル映画は楽しい曲ばかり♪ 撮影に長期間かけながらも結局本編には採用されなかった「The Jitterbug」もすごくお洒落ないい曲だ(舞台版ミュージカルではこの曲も聴ける)

いまも時々ふっと観たくなる。この映画の俳優さんやスタッフでまだご健在の方っているんだろうか。
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