ノットステア

オズの魔法使のノットステアのレビュー・感想・評価

オズの魔法使(1939年製作の映画)
5.0
◯NHKBSプレミアムシネマ紹介文
故郷のカンザスから魔法の国オズに迷い込んでしまった少女ドロシー。愛犬トトと、仲間になった、かかし・ライオン・ブリキ男とともに、願いをかなえてくれる魔法使いの住むエメラルド・シティを目指すが…。主演は当時10代のジュディ・ガーランド。名曲『虹の彼方に」をはじめ、数々の名曲と当時最新の技術を駆使した鮮やかなカラー映像で、80年以上たった今もアメリカ映画を代表する作品として愛されている傑作ミュージカル。



◯感想
録画してたやつを観た。
ホントは『ウィキッド ふたりの魔女』を観る前に観るつもりだったけど、無理でした。

「虹の彼方に」って曲はこれまで聞いたことあるけど、『オズの魔法使』の曲だったということは知らなかった。
他の映画でも使われてない?『ローマの休日』とかディズニー作品とか。って思って調べたら使われてなかった。
意外だなぁ。

ストーリーくらい知ってるよと思ったけど、覚えてないもんだなぁ。

ワンちゃんが天才。キャラクターとしてのワンちゃん(=トト)はもちろん、それよりも俳優としてのワンちゃんが。

舞台みたいなセット。動き。
今まで観たミュージカル作品で1番良いかも。歌に違和感がない。ファンタジーだからかな。
1939年の作品だけど、竜巻のシーンとか迫力あるし、ライオンの尻尾はしっかり尻尾らしく動くし、どうやってんだろうか。凄い。
カンザスは白黒映像。1939年の作品だし、そうだよねと思って観ていたら、オズの国はカラフル。驚いた。綺麗で鮮やかだった。

以下、あらすじ












◯あらすじ
エムおばさん、ヘンリーおじさん、そして下働きのハンクとヒッコリーとジークとともにカンザスの農場に住む少女ドロシー。頭が藁で〜なんて話もする。
地主のガルチおばさんが、ドロシーの愛犬トトを殺すと言う。トトが猫を追いかけ回したり、ガルチの足を噛んだりしたかららしい。
トトは連れて行かれるも、こっそり逃げ出しドロシーの元へ帰ってくる。でも、また連れて行かれると考え、ドロシーはトトを連れて家出。
占い師の元に行く。すると、占いで、エムおばさんが病気だと聞き、帰る。

竜巻発生。みんなは地下に避難。
その後帰ったドロシーは気づいてもらえず、地下に入れてもらえない。
ドロシーとトトは家ごと吹き飛ばされる。窓の外を見ると竜巻の中当たり前のように自転車を漕ぐガルチ。ガルチが魔女に変身している。

家が地面に落ちる。カラフルな世界。
ドロシーとトトの前に、グリンダというメルヘンチックな魔女が現れる。グリンダは北の魔女。
家が悪い魔女の上に落ち、悪い魔女を殺していたらしい。ドロシーはマンチキンという小人たちに歓迎される。
そこに緑色の姿の悪い魔女が現れる。家に潰され死んだ魔女の妹。西の悪い魔女。
西の悪い魔女はグリンダのススメでとりあえず家に潰された魔女の赤い靴を取ろうとする。
グリンダの魔法でいつのまにかドロシーがその赤いルビーの靴を履いている。
そこで魔法は使えないので、時を改めてドロシーと犬を死なせると言い、西の悪い魔女は魔法で消える。

グリンダはドロシーに、黄色い煉瓦の道をたどってエメラルド・シティに行き、オズの魔法使に会えば、カンザスへ戻してくれると助言。
出発。
最初の分かれ道でドロシーは知恵がない案山子に会う。なんだかんだ分かれ道でも正しい道に進んでいる。それから、お腹が減ってりんごを食べたくなったとき、ハートを持たないブリキ男に会う。そこには西の悪い魔女が隠れていて、毒リンゴかな?と思ったけど平気だった。それから森で勇気がないライオンと出会う。
みんなでオズから願いのものをもらう旅に出る。
案山子は火に弱いし、ブリキ男は泣いたり雪に降られると錆びて動けなくなる。そのたびに油をさしてあげる。ライオンは臆病で寝不足。羊を数えればいいけど羊すら怖い。

途中、西の悪い魔女に邪魔されることも。
意外とすぐにエメラルド・シティに着く。警備員の乗る馬車を引くのは紫色の馬。
西の悪い魔女は空にSURRENDER DOROTHYという文字を飛行機雲で書く。
オズに会う前に綺麗にしてもらう。
オズになかなか会わせてもらえないけど、おばさんが〜とドロシーがなくとすんなり会わせてくれる。
大きな魔法使いのオズは4人に資格があるかどうかを試す。
西の悪い魔女の箒を持ってきたら願いを叶えてあげると言う。

幽霊の出るところへ。
西の悪い魔女の手下は翼の生えた猿。
ドロシーとトトは猿に捕まり、生きたまま緑色の悪い魔女のもとへ。
西の悪い魔女は赤い靴をよこせと言う。北の魔女が渡してはいけないと言っていたと断る。西の悪い魔女が赤い靴をよこさなければトトを殺すと言うとドロシーは靴をあげると言う。しかし、西の悪い魔女は赤い靴を脱がすことができない。ドロシーが生きている間は脱げない。
死んだら話は別。
西の悪い魔女は、砂時計の中の赤い砂が落ちたらドロシーは死ぬと言い、その部屋から出ていく。閉じ込められたドロシー。
トトが逃げ出し、案山子、ブリキ、ライオンを呼びに行く。
3人は敵に変装する。

砂が落ちるギリギリのところでブリキが斧で扉を開ける。
外に出る。砂は落ちてももう関係ない。
追い詰められる。
西の悪い魔女はまず案山子を狙う。箒に火をつけ、案山子に近づける。
何故かドロシーの後ろに水の入ったバケツがある。それで箒の火を消す。その水が西の悪い魔女にかかり、魔女は溶ける。
西の悪い魔女の手下たちは喜ぶ。

オズの魔法使の元に戻る。
オズの正体をトトが見抜く。カーテンを開けたところにオズの本体。

既に案山子、ブリキ、ライオンは欲しいものは手にしている。
案山子には大学の卒業証書を。ブリキにはハートの時計を。ライオンには勲章を。ライオンは勇気と知恵を混同していると。
オズはカーニバルで気球に乗って成層圏を目指したらオズに来てしまったた。オズはドロシーとともにカンザスに帰ると言う。その間、オズのかわりは案山子に任せ、ブリキとライオンにその補佐を任せる。
トトが急に走り出してしまい、ドロシーはトトを追いかける。気球が飛び立つ。乗れない。
そこにグリンダが現れる。靴のかかとを3回たたき、家が一番良いと心の中で唱えさせる。別れはつらいけど。

ドロシーはベッドの上で目を覚ます。
カンザスの農場の、ドロシーがよく知る人たちが、オズの国で出会った人たちとそっくり。