Pepe

オズの魔法使のPepeのレビュー・感想・評価

オズの魔法使(1939年製作の映画)
5.0
【映画史上1番素晴らしい作品】

ハリウッドの映画産業で働く人に
「映画史上最高傑作は?」
と聞いたら半分以上の人がこの映画を挙げるでしょう。(超辛口評価ロッテントマトでも99パーセントです。)
僕も賛成です。
それはなぜか?????????

といっても僕の中で1番の最高傑作はフランス映画の『幸福』であり、みんなそれぞれ好みがあるけれど今作『オズの魔法使』は客観的な意見を乗り越えて1番素晴らしい映画だと僕は思っています。
10人が同じ映画を観れば10個の違う感想が出てきます。
それはもちろんみんな違う親から産まれて違う環境に育ち、違う感性や意見を持ってるわけですし、これからも人類全員が好む映画ができることはないけれど
それに1番近い映画があるとしたらこの映画だと思う。

人によって面白い映画や好きな映画は分かれて当たり前だけど
それでもやっぱり
良い映画(素晴らしい映画)と悪い映画(駄作)は絶対的だと思います。
例をあげると
音楽でいうなら
ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」、
好みは分かれようと長い音楽史においてこの交響曲が最高傑作の一つで、不朽の名作なのは「事実」です。

それに対して
オーケストラと歌手と土台も違うしレベルも違いますが
AKB48の音楽は好みは分かれようと音楽という観点から観れば駄作なのも「事実」です。
(ファンの方はすみません。ただどう考えても歌が素晴らしく上手いとは思えないので)

映画も同じだと僕は思います。
例えば1931年作、チャップリンの『街の灯』は古いですし好き嫌いの分かれる映画かもしれませんが映画史において最高傑作の一つなのは間違えいない「事実」です。

逆に
そうですね、
『トランスファーマー』シリーズ
僕はこの映画楽しいと思いますし観ていて男の子みたいにかっこいいー!って思いますが映画として駄作なのは「事実」なのは変わりません。
英語でいうなら
Fun movieであってもgood movieではないということ。

そしてこの『オズの魔法使』は人種や宗教、人それぞれの違いを超えて全人類が共感できる映画以上の価値のある映画だと思いますし今ある全ての映画はこの映画に繋がってるとも思います。

全人類が共感できるって自信を持って言えるのはこの映画は「命」であり、人間にとって1番大事なメッセージが込められてるからです。
だから映画史上最高傑作なんです。
人間にとって大事なものを全てのキャラクターが代表しています。
観たことがある人も観たことがない人も是非観てください。

今回のレビューは
前にアメリカの大学で書いた自分の論文のほんの一部を抜き取って崩して書きました。
本当はこの映画についてもっと書きたいけど30ページ近くあるので笑…
この映画は全世界で1番観られた映画とも言われています。
アメリカの文化に強く影響していて
映画としても革命的な一作です。
美しいカラーに息を呑むセット。
その当時にして最高の撮影、演出。
全てが素晴らしい。
有名なセリフもたくさんありますね。
主人公がアメリカ一の田舎、カンザス出身で「トト、ここはカンザスじゃないみたいよ」のセリフはとても有名ですが
僕もアメリカではカンザスで高校時代を過ごしたので良くバカにされます笑
光栄ですが笑

この映画に関してはかなり怖い噂もたくさんありますね、
首吊り自殺が背景に映ってるとか笑
確かにそう見えますね。笑
あと主人公のジュディー・ガーランドの信じられないセックススキャンダルや薬物依存…
怖い点も多い。

わかりやすくいえばこの映画は日本人にとっての『となりのトトロ』なんじゃないでしょうか?
子供の頃にほぼ絶対観ますし、
みんな共感できて命に関する大事なメッセージがあります。
ただ『オズの魔法使』は全人類が共有する最も大事なメッセージがあります。
是非観て考えて観てください!

というかこの映画は1番大事な映画だと思います。

(よく駄作やゴミ映画みたいなこと言いますが、もちろん全ての映画に敬意を払ってます笑)
Pepe

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