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オズの魔法使のnamのレビュー・感想・評価

オズの魔法使(1939年製作の映画)
3.7
「ファンタジーなら世界観の名作ミュージカル」

もう80年以上前の作品。
CGなどもないような時代に誰もが知るおとぎ話の「オズの魔法使い」を映像化。

この時代にファンタジーはディズニーなどを筆頭にアニメで表現するのが普通だったろうに実写で試みている所が凄い。
カカシやライオンの格好をした人が話したりしてますが舞台のミュージカル感覚で観れば今でも気にならずに楽しめますね。

ストーリーとしてはよく知る不思議な世界に迷い込んだドロシーは家に帰るために、そして道すがら出会った「知恵」が欲しいカカシ、「心」が欲しいブリキの木こり、「勇気」が欲しいライオンと共に、悪い魔法使いの邪魔に立ち向かいながら目的地を目指すアドベンチャー。

シンプルなストーリーな分、歌や音楽で上手く表現している。序盤の名曲「虹の彼方に」を歌い上げるシーンは色褪せない素晴らしさ。

またその後の主役のジュディガーランドの晩年を描いた「ジュディ 虹の方に」とセットで観ると、この作品の裏での彼女の苦悩もしれて複雑な感情やハリウッドの闇を感じれます。
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