トランスマスター

オズの魔法使のトランスマスターのレビュー・感想・評価

オズの魔法使(1939年製作の映画)
4.0
♯63 There’s no place like home.

【STAY HOME】より強制されていない感じがして共感が得られそうです。

カンザス州のカンザスシティの農場が舞台、農夫の叔父夫婦に育てられているドロシーが愛犬のトトを大地主のおばさんに叩かれた事からトラブルが発生。さらに竜巻に襲われて夢の国へ愛犬トトと迷い込み困っているところを北の魔女のアドバイスを受けて脳味噌の無いカカシと心のないブリキ男と臆病なライオンをお供に黄色いレンガを辿って大魔王オズの住むエメラルドシティを目指すお話です。

◆良い点/注目ポイント
・現在のコロナ禍でテーマパークが営業していない中、お家でTD◯気分が味わえます。(今はないかも知れませんがベガスのMGMグランドホテルにエメラルドシティがありました。)
・CGもない中での特殊メイクや特殊効果で幼少期に夢中になった『ウルト◯兄弟』を思い出します。
・カンザスの風景やエメラルドシティ全てがセットでの撮影なのに大道具がしっかりエイジングされていて使用感があり、さらに踊りとミュージカルが加わりまさにパレードです。
・カカシの動きと表情が今見ても凄いと思います。
・子供向けのストーリーなのに大人も楽しめる凝ったお話。なのに映画はR15+(ブリキ男の顔が不気味で子供が夜うなされるから?)

◆改善点
・北の魔女=良い魔女って設定はどうなんでしょう。魔女って悪魔と契約して魂と引き換えに魔力を手に入れているイメージが有るので良い精霊とか良い妖精とか良いアマビエでどうでしょうか。

◆総括
・この映画の凄いところは1939年(昭和15年!)にカラー映像でここまでの映画を作り上げるアメリカの技術力と表現力です。またAmazonプライムでこの作品を観ると視聴履歴にクラシック名画が沢山出てくるのでオススメです。

-2020年 63本目-