いずみたつや

パピヨンのいずみたつやのネタバレレビュー・内容・結末

パピヨン(1973年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

脱獄モノといえば、個人的には『大脱走』よりこっち!マックィーンのマイベストです。

決して仲間を裏切らない、義理堅いトランボの熱い脚本が胸を打ちます。無鉄砲で豪傑なパピヨン(マックィーン)と、気は弱いけど頭脳派のドガ(ダスティン・ホフマン)という2人のキャラクターの対比も良い。
特に僕は自分にない輝きを放つパピヨンに魅せられ、その背中を追いかけるドガの姿に感情移入してしまいます。

そして、あの映画史に残るラストシーン。
やはり遠ざかる背中を見つめるドガが、ここまで来られた喜びと自分は"ここまでだ"と痛感しながら何度も笑顔でうなずく表情は、何度観ても涙が止まらなくなります。

ふとした時に、あのどこまでも続く青い空と2人の笑顔を思い出します。