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パピヨンのmoのレビュー・感想・評価

パピヨン(1973年製作の映画)
5.0

記念すべき900マーク目に大好きが止まらないスティーヴ・マックィーンの作品を…
というよりプロフィール欄に好きと公言していながらマックィーンが出ている作品を全然マークしていなかったことに気付きました。なんたる失態。
せっかくなのでこの機会にマックィーン旋風を起こしたいと思います(真顔)


私がマックィーンを好きになったきっかけがこの作品。
1930年代のフランス、胸に蝶の刺青を入れ"パピヨン"と呼ばれる男が無実の罪で終身刑となるも、仲間とともに脱獄を図る信じられないような"実話"。

このパピヨンをスティーヴ・マックィーンが演じており、パピヨンと組んだ相棒ドガをダスティン・ホフマンが演じています。
ここ二人がとにかく、めちゃくちゃにクールでして、クールなんですが友情は超熱い。
男気全開なパピヨンと頭脳派のドガという、たまんない組み合わせに151分釘付けです。


そして何より獄中のシーンでの演技力に脱帽。
一体何キロ痩せたらあんな姿になるんだ?
何回も捕まってもう死ぬじゃん…ってくらい痩せてボロボロになっても目の奥に生と自由への執着が垣間見えるパピヨンに、この男ほんとすげえなと。

そんなパピヨン見て思うんですよ。
私達ももっと色々なものに執着しないといけないなって、嫌なら嫌って言っていいし全力で逃げてもいいんだって。(私も会社から全力で逃げたい)


そんなことを考えてる矢先に今度はドガに受け入れる強さや友達を想う優しさを教えられたりしてなんかもう…なんなんだこいつら…!って頭抱えました。
抱えながら悶えました、ええ。


そんなわけで大脱走もいいけどこっちのマックィーンの大脱走の方が私的に熱いです。
ラストも最高なんですよこれが。
オールタイムベスト脱獄!!!!!!!!
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