電気羊

パピヨンの電気羊のレビュー・感想・評価

パピヨン(1973年製作の映画)
4.5
実話を題材にした映画だとか。胸に蝶のタトゥーをしていることからパピヨンと呼ばれる男は、殺人の冤罪によりフランス領ギアナの刑務所に送致される。だが当時の服役囚には人権などなく奴隷のようにこき使われ、問題ある囚人や脱走犯はギロチンにより処刑されたり普通に射殺されていた。過酷な環境から脱走を試みたパピヨンだったが敢え無く捕まり、2年間の孤独とゴキブリを食べる飢餓の独房に収監される。独房を耐え抜き刑務所に戻ったパピヨンは不屈の闘志で再度脱獄を試みるのだが。終盤まさかのハッピー南国パラダイスからの再逮捕とは思わなかった。人生に意味はない。だが、人生の大半を刑務所と脱獄に捧げる人生はやはり嫌だな。いつでもビックマックやラーメン、カレーを食べられ、美味い酒を飲み、イコールラブの握手会で齊藤なぎさちゃんに「大好きだよ❤」とか言われて、オッサンなのに骨抜きにされる今の人生が良い。
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