ピンフまんがん

パピヨンのピンフまんがんのレビュー・感想・評価

パピヨン(1973年製作の映画)
4.6
何からなにまで、何といっていいのかわからないけれど、本当に最後まで目が離せないいい映画でしたね。一言でいうと、ネタに困らないというか、この映画で雑談したらいくらでも話題があるような、そのくらいいろいろな見せ場がつまっています。
美しい風景に汚いシーンともれなくあり。そしてスティーブ・マックイーンの渾身の演技も圧倒的な貫禄がありました。更になぜか、少女たちの裸体姿のシーンまで(*・∀-)☆!地上波だとお見せできないのでは?c(>ω<)ゞ
最後の二人の『対比』シーンが面白かったですね。あくまで自由を求めるパピヨンと、今の安定した生活を楽しく送ろうとするルイの対面。これ、びっくりするくらい現代社会の鏡みたいなシーンに見えます。そう、実は日本人の大多数は、実は牢獄を彷徨っているとも言えるんじゃないかな?って考えることもあります。
そして本編の中で「君の罪は、人生を無駄に生きてきた事だ」という映画史に残る名言が心に突き刺さります。。。