このレビューはネタバレを含みます
【刮目!強盗撃の一部始終!】2022年157本目
スタンリーキューブリック監督作。
競馬場を狙った強盗を計画する1人の男。
ジョニー・クレイ。
その計画を実行するために仲間を着実に集めていく。
競馬場で働くチケット販売人とバーカウンターの従業員。
銃の名手。
ケンカ強そうなプロレスラー。
それぞれ皆に役割があって、それが見事に上手くはまっていきます。
ただ、それで終わらないのが今作の面白いところ。仲違いが始まり、不穏な空気が流れる。
また、
チケット販売人の妻がその計画を盗み聞きしていて、不倫相手に暴露。
強盗犯に強盗を仕掛け、あっさり殺されるという頭の悪さが綿密な計画を立ててる主人公の男との違いだ。そして仲間たちもその場で討ち死にする。
金は全てジョニーの手の中。
空港で恋人と逃避行しようとするも、現金の入った鞄を預けようとしない彼に不信感をもつ空港の従業員。
仕方なく預けて搭乗を待つジョニーの目の前で、バランスを崩した荷物運搬車がジョニーの鞄を落とし、現金が空に舞ってエンド。
この終わり方も最高でした。