Omizu

女吸血鬼のOmizuのレビュー・感想・評価

女吸血鬼(1959年製作の映画)
3.5
新東宝の怪奇映画、ヴァンパイアもの!女吸血鬼は登場せず、普通に男の吸血鬼なんだけど…

基本的に吸血鬼映画の手順をしっかり踏んでいるし、クオリティもなかなかよい。天知茂よかったなー!ちょっと人間離れした雰囲気がよく出ていた。

小道具やセットもなかなか巧みで、十字架や謎の絵など完全には説明されないところがいいところ。6人連続で襲うところなんかワクワクした。

ただ一つ残念なのは最後のセリフ。お母さんあそこに埋まったままでいいわけないだろう…天草の血は娘にも流れてるわけで無くなった訳ではないんだが…
無理矢理ハッピーエンドにしてる感満載で残念だった。たぶんそれはプロデューサーや会社の意図に従ったのだろう。監督としてはダークに終わらせたかったんじゃないかな。
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