外は雨

墨東綺譚の外は雨のレビュー・感想・評価

墨東綺譚(1960年製作の映画)
3.3
豊田四郎監督。永井荷風の小説。戦前の向島の私娼館の女とのお話。やりきれない思いを抱えて向島に渡る男の姿と、男の大きな雨傘にヒョイっと飛び込んで来るくだけて朗らかな女。二人の短い夏のやりとり。その安らぎが悲しい。真っ暗闇の中、小さな窓から見える女たちの顔が並ぶ。
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