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チャイルド・プレイ3のRのレビュー・感想・評価

チャイルド・プレイ3(1991年製作の映画)
3.8
今んとこシリーズで一番好きかもしれない。てか昔これ1回見たことあるな、16歳になって陸軍学校で教官にしごかれるアンディーがキラキラしててすごく好きだった記憶がある。今見てもやはり彼は魅力的だった。前作でドロドロに溶解したチャッキーは何年もの間そのまま凝固しカチカチになってたのが、再びドロドロに溶かされ、グッドガイドールとして復活。このオープニングクレジットが予想外のスタイリッシュさ。ヒッチコックのめまいを彷彿させる。大げさすぎるくらいスリリングな音楽も本作の魅力のひとつですね。まず、冒頭、チャッキーを生み出した会社の社長殺害シーンが、社長の視点とチャッキーの視点を織り交ぜて、結構じらしてジワジワ詰め寄っていく感じ、かなり好き。しかもチャッキー、どんどん人相が凶悪化してるし、口汚さもグレードアップ、ファックファック言い過ぎですばらしいです。そんなチャッキーが、インターネットでアンディーの居所を探すのとか、おお、時代が進んだな。で、チャッキーが陸軍学校に到着するや否や、あ、アンディーにこだわるこたねぇや、こいつにしよ、と、黒人のガキへとターゲットを変えます。ここら辺は前作と設定変わっとるやないかい! てか、なぜそもそも大人を狙わねーんだよ! とツッコミを入れたいところだが、まぁよかろう、チャッキーが元気に暴れてくれるなら、何であれ。個人的に、ゴミ処理トラックのおじさんの殺し方が怖くて好きでしたねー。あとちょっとで絶対死ぬ状況からどうあがいても逃れられない人間がパニクってあがく描写ってかなりイヤーや感じがして好み。で、チャッキーが黒人の坊やに乗り移るのをアンディーが防げるのか?って流れになるんやけど、今回は、アンディー君に恋する女の子が出てきます。この女が凛とした反骨精神を持ってて、かなりイケてます。でねー、何かチャッキーの雰囲気が、キューブリックのシャイニングの悪役トランスにどことなく似てる気がするねんなー、気のせい? 陸軍学校の不条理なイジメを含むトレーニングのシーンはフルメタルジャケットを思わせるし。そして本作のクライマックスは遊園地が舞台、これはヒッチコックの見知らぬ乗客のようやし、クライマックスがお化け屋敷って、なんか他の映画でも見たことある気がするよね、何やったっけな? 最後のクリフハンガーは北北西のよう。て感じで、キューブリック&ヒッチのオマージュが散見され、それを見てるだけでかなり楽しめた。知らなかったとしても普通に楽しめると思います。幼少期にアンディー見たくて何度も見てたし笑 ちなみにこの度のチャッキーの死に方をした後で、一体次回作はどう復活させるつもりなのでしょうか。楽しみ。ちなみに今さらのように言及やけど、1,2,3とチャッキー声やってるの、ボクの大好きなブラッドドゥーリフやねんけど、この人はやっぱあのとんでもなく特徴的な顔が好きなんだなーと思った。声だけやどそんなでもないね笑
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