こしあん

スモークのこしあんのレビュー・感想・評価

スモーク(1995年製作の映画)
3.8
未見の名作をちゃんと観ようキャンペーン中🎞

渋っ! 激渋! 鬼渋!
「ガキにはわかるめぇ」なオトナの嗜み。
♪ダバダ〜ダバ ダバダ〜ダバダ〜
 あるいは
う〜ん、マンダム

結婚を前提にお付き合いしている娘さんの実家に初めて挨拶に行って、ご両親から「好きな映画は?」と聞かれたら、『スモーク』と答えれば、きっとめちゃくちゃ気に入られます😆

シーンやセリフがいちいち粋で洒落てる!
語りすぎず、煙のように余韻で魅せる。
なので、「えっ? で、オチは?」というタイプの人にはモヤるかも😅
そこを自分で見つけていく作品なので。
白黒つけず、煙のようなグレー。

ノンバイオレンスの、やさしい鶏出汁スープ風味のタランティーノみたいな。
淡々としていて心地よいゆえ、途中ちょっと寝てしまいましたが……😅

このジャケ写のシーンいつ出てくるん? と思ってたら、粋なエンディングだったなぁ。

時には嘘をつくことも、それを受け入れることも、ひとつの優しさ。真実だけにとらわれない、懐の深さ。
「秘密を分かち合えない友達なんて、友達と言えるか?」
「それが生きている証だ」
くうぅぅぅ、シビれるうぅぅ。
煙のようにゆらゆらと肩の力を抜いて、気負わず、こんなふうに生きていきたい🚬
こしあん

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