この映画を初めて観たのは学生時代で、その時はあまり印象に残りませんでした。
しかし、その後、働き始めてしばらく経ってから再び観たら、登場人物のそれぞれの事情へ共感できました。
そして、表情でセリフを伝えてくるところ、心に刺さるセリフが自然な会話の中に多いこと、クスっと笑えるセリフがたくさんだったことに気付き、きっとこの映画の良さを理解できるくらい大人になったのかな?と思いました。
この映画は派手さもなく、地味です。
また、淡々とした進み方なので、抑揚がありません。
噛みしめるように味わう映画だと思います。
「嘘」がこの映画の一つのキーワードです。
映画を観てからパッケージの写真を観ると、感動します。
たまに観返したくなる映画です。