スモークのNorikoのレビュー・感想・評価

人間は誰だって息を吐くように嘘を吐く。いい嘘だってあるし、悪い嘘だってもちろんある。
息を吐くように。それがこの作品では煙草を用いて表現されていた。普段煙草をあまりよく思わない私が素敵だと感じたのもそれが原因かもしれない。

それぞれがそれぞれに葛藤を抱えていて不確かな存在(＝煙)なのだと思うのだけれど、私はその中でもクリスマスの話が一番好きだ。
長回しで回されたカットに魅了された。