登場人物にカギツメの男、眼帯の女がいるのに、海賊船はいつまでたっても大海原に向け出航しようとしない。というか、海賊船も出てこない。舞台はブルックリンの街角のまま。宝探しはどうする?冒険はどうする!これではガキンチョは納得しまい!
宝探しも冒険もないが、曲者どもが織りなす人間ドラマ。なぜか切なく暖かい気持ちになる。ハーヴェイ・カイテル兄貴がクンロクを入れる。どことなく怪しいのに説得力がある。でっ、でもダメだ。ゲスいものばかり観ているから、落ち着かない。
純真なオイラは、どこへ行ったっ、バッキャロー!