もことこ

ダークナイトのもことこのレビュー・感想・評価

ダークナイト(2008年製作の映画)
4.2
やっとこさ昨年観た映画のレビューを書き終わり、ついに2016年1本目のレビューに追いついた。

今年1本目の作品はこれ、バットマンシリーズの第2作「ダークナイト」。

ノーラン監督の作品をもっと観たかったのと、DCコミックスの映画を見ないのは損だと思い始めたのもあって、今まで興味のなかったジャンルに手を出してみた。



鑑賞直後の率直な感想:
いやーーーかっこいい。
やられた。
ジョーカーがかっこいい。
これはもはやジョーカーが主役だったと言わざるを得ない。
ごめんねバットマン。

冒頭の銀行強盗事件。銀行の支配人を殺す直前にジョーカーが言い放つ台詞が
"Whatever doesn't kill you, simply makes you stranger(死ぬような目にあったやつはイカれる)"
このときの極限まで狂気に満ちている演技は、もはや演じているというより、ジョーカーの魂がヒース・レジャーに宿っているようだった。

ジョーカーに対して真逆の役回りをしていたのが、ゴッサム・シティの希望を象徴するハーヴィー・デント。今までアーロン・エッカートに注目したことがなかったが、こちらもなかなかの名演技。バットマンをローマ帝国のカエサルに例えるシーンにて。
"You either die a hero or you live long enough to see yourself become the villain(人は英雄として死ぬか、生き延びて悪に染まるかのどちらかだ)"

脇役を好きになる私の個人的な好みは、ブルース・ウェインの忠実な執事アルフレッド・ペニーワースだった。荒廃的なゴッサム・シティにおいてバットマンが信用できる数少ない人物の一人。彼こそがバットマンの全てを知る人間(だと思っている)。
"Some men aren't looking for anything logical, like money. They can't be bought, bullied, reasoned, or negotiated with. Some men just want to watch the world burn.(世の中には金など目じゃない悪党もいる。脅しも理屈も通じず、交渉も成り立たない。世界が燃えるのを見て喜ぶ連中です。)"

でもやっぱり印象に残るのは最後の台詞。鳥肌級。
"He's not our hero. He's a silent gaurdian, a watchful protector. A dark knight.(彼はヒーローではない。沈黙の守護者、我々を見守る監視者。暗黒の騎士なんだ。)"

見ての通り、この映画には記録に残したいほどかっこいい台詞がいくつもある。どれもこれもやはり脚本が秀逸だったという一言に尽きる。さすがノーラン兄弟。

今年一年も良い映画に出会えそうです(^^)