光一

ダークナイトの光一のレビュー・感想・評価

ダークナイト(2008年製作の映画)
4.3
劇映画において世界で最初にIMAXカメラを導入した作品がこのダークナイトらしい。ヒーロー映画なんだからCG製作に頼って良いところを、髪の揺れ1本1本をしっかり映すことでリアリティを見事に注ぎ込んでた。CGを使わずに日本アクション映画界に挑んだるろうに剣心シリーズと通ずるところがある。

脚本も最強過ぎた。生と死、警察と自警、秩序と混沌、正義と正義。対立関係の二極演出に震えた。その巨大な一翼を担ったのがジョーカー。歴史に残る映画に引き上げてくれて、ヒースレジャー本当にありがとう。

それだけの映画だけに、レイチェル役のキャスト変更が悔やまれる。ビギンズのレイチェル最高の熱演だったのに、ダークナイトのレイチェルは酷かった。1人だけ無難。名作だから無難が超目立った。きっと本人もやりづらかっただろうなあ。

(新時代バットマン第二弾)
シナリオ点4
構成点4
演出点5
映像音楽点5
印象点4
エモーショナル点3
追加点×
総合点4.3
光一

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