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ダークナイトのpoteoのレビュー・感想・評価

ダークナイト(2008年製作の映画)
4.8
好きな作品!
う〜ん…どっから書こうか迷うぐらい書きたい事が多い作品。

やはりジョーカーが魅力的過ぎる!

ティムバートン版のジャックニコルソンのジョーカーを見たときには「最高、これ以上のジョーカーは無い!」と思いましたが、ヒースのジョーカーはそれ以上だった、厳密には全部違うと言うか正反対に感じた。
ジャックジョーカーにとって「犯罪」とは「特別な芸術」だったが、ヒースジョーカーにとっての「犯罪」は「日常」として描かれていた様に感じた。
過去の目的が不明なジョーカーとは違いハッキリと目的を持っていたのも特徴的。
「人は追い詰められると理性を失う」その事に立証の為にバットマンに殺人をさせる様に企てる。
只、簡単には無理なのでバットマンでさえ殺人をしてしまう位の事して、自分を殺させ立証させようとする。その辺りはSEVENのジョンドウを彷彿させる。
迫るバットマンのバイクに対して「そうだ!いいぞ!当てろー! HIT MEー!」と正面に仁王立ちしたり、終盤にビルから落とされた時の勝利の叫びは今までのジョーカーに無い見せ所!
……ただし、細かいツッコミ所が多く、5人の罪をバットマンが被る必要性が分からない。普通にに「ジョーカーが悪いです」じゃダメなの?

後、もしかしたら、今までにジョーカーと違い、ヒースジョーカーは簡単には笑わないのかもと思った、ふざけてたり見せ付けで奇声を上げながら笑っているが、あくまで悪ふざけで、作中唯一笑ったのは、冒頭に信念を語った時に、目を細め静かに口角を上げる一回のみで、アレが彼の本当の人格から出た唯一の感情なのかも知れない……
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