このレビューはネタバレを含みます
久しぶりに観たけど、色々と感じる事があった。
多数の人間を救うためには少数の犠牲は構わないのか?
多数の人間を救うためにはモラルはいらないないの?
そのあたりはドローン爆撃を描いた「アイ インザ スカイ」やオリバーストーンの「スノーデン」なんかを観ると、これは決して映画の中だけの話ではないんだなーって思う。
善意の塊のようなデントは大切な人を失い復讐に取り憑かれた悪魔に変わり、正義を貫こうとするバッドマンはジョーカーに固執しモラルを失っていった。
結局はデントもバッドマンもジョーカーには勝てなかった。唯一、勝ったのは爆破スイッチを押さなかった市民と囚人たちだけだと思う。
それから、この映画が遺作になったヒース レジャーすごい。悪役なのに惹きつけられる。ホアキンのジョーカー見たくなった。
少し点数を下げたのは、長いこと。香港のくだりとかいるのか?自分には分からなかった。