Eee

ダークナイトのEeeのレビュー・感想・評価

ダークナイト(2008年製作の映画)
4.7
映画で表現できる全てのかっこいいが詰まりすぎてて興奮してなにも出てこない。

コインの裏と表。

バットマンが存在する限りジョーカーは生まれる。バットマンは常に一人で戦い自問自答を繰り返し、人々は彼を善と認めるか悪と定義付けるか悶々とするのに、ジョーカーは誰が見ても“潔い”悪。人々は(観ている私達も)その存在に無条件に魅了され、ゴッサムの弱者は迷わずジョーカーについて行く。果たして何方が本質か。そして裏表を併せ持つハービーの存在も然り。このパラドックス的な題材がノーランの表現したいものと見事に合致しててこの上なく心地が良い。

燃え盛る札束の山を背景にして立つジョーカーは至高のパフォーマーそのものである。

画面構成と舞台セット小道具の完成度。アメコミヒーローをここまで昇華させる天才以外の何者でもないクリストファーノーラン、そして我らがハンスジマー先生と同じ時代を生きてることに感謝。

美しい映画!