あん

ダークナイトのあんのレビュー・感想・評価

ダークナイト(2008年製作の映画)
4.8
みんな大好きダークナイト。評価に違わぬ面白さでした。MCUとはまた異なるヒーローVSヴィラン映画の最高峰なのでは。面白かった!
そしてやっぱりヒース・レジャー、凄かった。フィルマ含め世間の高評価でかなりハードルが上がってましたが、いい意味でイメージと違ってたというか、私のイメージしてたジョーカーを軽く越えてました。

狂人、サイコパス、異常者などの役で、今わたし演じてまぁすっ!っていうのがありありな俳優って多いと思うんですけど、それは悪いわけではなくて、俳優の達者ぶりや迫力を感じられて私は大好きなんですけれど、このヒース・レジャーは違いました。演じてるぜっ!感が全然なくて、ただもうジョーカーである、という感じ。

だから観終わってすぐは、正直そんなかなって思いましたが、段々と凄みがジワってくるというか。ジョーカーという役を演じてるというより、ジョーカーがそこにいた、というのはスゴいことなんだなぁと後からしみじみ思ってます。
ハービー・デントがダークサイドに堕ちたように誰しもそうなり得るような、何と言うか、染み込んでくる、みたいなジョーカーの悪が画面から滲み出てました。ヒース・レジャー、素晴らしかった。

そして、クリスチャン・ベイル!ヒースのジョーカーとがっつり対峙できるカッコいいバットマン!旧作ではヴィランより地味なのがバットマンの常でしたが、この三部作ではバットマンが本当にカッコいい。傷だらけで自分を犠牲にしながらゴッサムを守るブルース。。ラストもグッときます。

ジョーカーとバットマンだけじゃなくて、デント、ゴードン、アルフレッドじいやetc.皆良かった。劇伴も素晴らしい✨多分私が気づいてない意味やメッセージもたくさんあると思うので、また観てみたいと思います。
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