一人の男を巡る愛憎劇と薬物の恐怖を描いた映画で、今観ると薬中なのに回復が早過ぎないかとリアリティーに欠ける部分が気になりますが、シナトラの迫真の演技と時代の先進性は当時では稀な映画だったと思うので、そういった部分は凄いなと感じました。
また、主人公のシナトラを愛し過ぎて暴走してしまった女を好演したエリノア・パーカーの存在感が素晴らしく、記憶に残る悪女を演じているのが印象的でした。
音楽が印象的で記憶に残るメロディが作品の雰囲気とマッチしていてとても効果的だと感じました。
時代を先取りした映画だとは思いますが、主人公に共感出来なかったり、映画としての面白さが感じられなかったのであまり楽しめませんでした。