RyoIkeda

黄金の腕のRyoIkedaのレビュー・感想・評価

黄金の腕(1955年製作の映画)
3.7
再びプレミンジャー作品。
フランク・シナトラの麻薬中毒者の演技が胸を打つ。

1966年まで続いたヘイズ・コードに一石を投じる作品であったことにまずは注目したい。プレミンジャーらしさが溢れる一作だ。
凄腕ディーラーを中心にした男女模様も、観ていてムズムズするポイントだろうか。
この作品の登場人物は一人ひとりがなんだか「弱い」存在だ。麻薬中毒を描くことがプレミンジャーの目的ではないはず。
あくまでドラマチックに、観客に観せることを強く意識してきたのがプレミンジャーなのかもしれない。

こちらもソウル・バスのタイトルデザインが印象的な作品だ。
RyoIkeda

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