再びプレミンジャー作品。
フランク・シナトラの麻薬中毒者の演技が胸を打つ。
1966年まで続いたヘイズ・コードに一石を投じる作品であったことにまずは注目したい。プレミンジャーらしさが溢れる一作だ。
凄腕ディーラーを中心にした男女模様も、観ていてムズムズするポイントだろうか。
この作品の登場人物は一人ひとりがなんだか「弱い」存在だ。麻薬中毒を描くことがプレミンジャーの目的ではないはず。
あくまでドラマチックに、観客に観せることを強く意識してきたのがプレミンジャーなのかもしれない。
こちらもソウル・バスのタイトルデザインが印象的な作品だ。